晶葉「できたぞ助手! アイドルの貞操観念が逆転するスイッチだ!」
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12:名無しNIPPER[saga]
2018/05/12(土) 09:57:40.38 ID:BF8WTLxg0
莉嘉「処女でいちゃダメってところくらい、かな」

美嘉「そっか……ごめんね、ウソついて……」

莉嘉「ううん! 謝る必要なんてないよ、お姉ちゃん! むしろ逆にスゴイよ!」

美嘉「そ、そうかな?」

莉嘉「だってお姉ちゃん、まだ処女なのにこんなにカッコいいカリスマギャルなんだもん! 処女じゃなくなったらもう絶体無敵だよね!」

美嘉「なるほど、そういう考え方も」

P「ねえよ」

莉嘉「それにほら、お姉ちゃんがまだだったら、アタシと一緒に卒業できるよね☆」

P「おっとこれは雲行きが怪しくなってきたゾ〜」

莉嘉「はい、お姉ちゃん。制服!」

美嘉「でかした莉嘉! じゃあプロデューサー、着替えるからちょっと待ってね」ヌギヌギ

P「いやいやいや、いやいやいや」見猿

莉嘉「ゴメンねPくん、お姉ちゃんのはロッカーにあったんだけど、アタシの制服はこの前お家に持って帰っちゃったから……」

P「うん、いいよ。全然気にしてないから。へーきへーき」

莉嘉「だからね、こっそり衣装(サークル☆オブ☆フレンズ)借りてきちゃった。すぐに着替えるね」ヌギヌギ

P「あぁ〜! 衣擦れの音ォ!」

莉嘉「でもさー、Pくん変わってるよねー。脱がしながらえっちしたいなんて」

P「服は理性であり文明だからね。それを一枚ずつ脱がすということは、人間の本能を剥き出しにするために必要なプロセスなんだ。人類は巨大な社会を築くことで繁栄を遂げたが、今度はその社会で生きていくために、身に着けた規範や常識に囚われることになった。人権と平等主義を産着として生まれてきた人間は、もはや服と共にコモンセンスを脱ぎ去ることでしか、本当の魂の自由を得られないんだ」

美嘉「ユカタン半島」

莉嘉「ねえPくん、そのお話って長い? もう着替え終わったんだけど」

P「ああ、もう気にしなくていいぞ。衣擦れの音が聞こえるほどの距離で二人が着替えているという現実に、俺の理性が軋みを上げていただけのことだからな。服を着たのならもう大丈夫だ。そう、大丈夫。俺はもう大丈夫」自己暗示

美嘉「それで、プロデューサー?」

莉嘉「どっちから脱がす……?」

P「ええいこのドスケベどもめが! 逃げるは恥だが役に立つ!」



 ――プロデューサーは一体どこに……!

 ――お姉ちゃん、みりあちゃんが向こうでPくんを見かけたって!

 ――わかった、すぐ行く!

P「……ふう、なんとか難を逃れたようだな。やはりダンボールこそ最高のスニーキングスーツ。

 しかし大騒ぎになってきたな……業務に戻れるのか、これ? このままほとぼりが冷めるまで大人しくしているか? だがダンボールの中で全裸というのは、文化的な社会人として沽券に関わる。晶葉に業務用のケータイは渡されてるが、服を調達しようにも誰に頼めばいいのやら……いや、待て。貞操観念が逆転しているということは、つまり俺の世界で性的好奇心旺盛だったアイドルは、こっちでは立派な淑女に?

 ん? そういえば晶葉はプロデューサーの貞操観念が逆転したと通知したんだよな? となると、アイドルからすればドスケベな男が全裸だから服を届けてほしい、って連絡してくることになるんじゃ……あれ、これ詰んでね? 現地調達が基本の蛇でも服は着てるってのに……ハッ! そうか、現地調達だ!

 プロデューサーは事務所に缶詰なんてザラなんだから、ロッカールームに着替えが置いてあるはず! 晶葉にロッカールームの位置を確認すれば……ってケータイはスーツのポケットだよクソがッ!

 いかん、なんとかして服を調達せねば……せめてカーテンさえあればローマの仮装も出来たのに、事務所の窓は全部ブラインドだからトーガも着れない……どうすればいいんだ!?」

あやめ「なにかお困りですか、P殿」

P「」

あやめ「ご安心ください。この部屋には私とP殿以外、誰もおりませぬゆえ」

P「……こ、このダンボールが俺だとどうしてわかった?」

あやめ「P殿の体臭は記憶しておりますので」

P「そ、そうか……記憶している理由は知りたくないから、そっとしておくぞ。しかし助かった。こんなことを頼むのも気が引けるんだが、緊急事態だ。すまないが俺の服を取ってきてくれ。ロッカールームにあるはずだ」

あやめ「それは出来ません」




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