34: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/05/12(土) 02:17:19.39 ID:aw+Q2owr0
「どうして」
答える代わりに、彼女は掠れきった声で問い返しました。
「どうして、いかないの」
出て行って欲しかったのでしょうか。
そのようには思えませんでした。
「わたくし、知らない方とお話をするのが好きなのでございます。
日本の方々ともお話するために、日本の言葉をたくさん勉強したですねー。
あなたは幽霊様のようでございますが、それでもこうして、お話ができますです」
「…………」
「あなたが、お話を聞いて欲しいように思えましたです」
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