19: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/05/12(土) 01:53:56.42 ID:aw+Q2owr0
日がとっぷりと暮れ落ちて、やはり泣き声はどこからともなく。
叫ぶように、訴えるように、或いは呪うように。
とても高い場所から落ちて砕けるような、冷たく凍てついた声でした。
お布団の中で思い出すのは、遥かなる月夜の砂漠。
砂を攫って吹き荒び、ついには還る場所を忘れた風の、高く細き哀哭に似ておりました。
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