【ガルパン】エリカ「みほのフィギュアを手にいれたわ」
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◆saI1ZNzQKuJn
[saga]
2018/05/10(木) 21:41:54.38 ID:PgTP/33L0
オマケ
途中で思いついた使い古されたであろうネタ
本拠地、熊本で迎えた大洗戦
パンター小梅が遭遇戦で撃破、西住流も勢いを見せず惨敗だった
会場に響くファンのため息、どこからか聞こえる「今年は1回戦敗退だな」の声
無言で帰り始める選手達の中、昨年の副隊長逸見は独りベンチで泣いていた
中学で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト・・・
それを今の黒森峰で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」逸見は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、逸見ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってトレーニングをしなくちゃな」逸見は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、逸見はふと気付いた
「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」
ベンチから飛び出した逸見が目にしたのは、立ち見席まで埋めつくさんばかりの観客だった
千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのように黒森峰の校歌が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする逸見の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「エリカ、作戦会議だ、早く行くぞ」声の方に振り返った逸見は目を疑った
「た・・・隊長?」 「なんだツンデレ、居眠りでもしてたのか?」
「副・・・大洗の隊長?」 「なんだ逸見さん、かってにみほさんを転校させやがって」
「小梅・・・」 逸見は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
ティーガーT:西住まほ ティーガーU:西住みほ ティーガーU:逸見エリカ パンターG:赤星小梅 パンターG:げし子 ヤークトパンター:直下 マウス:まう子
暫時、唖然としていた逸見だったが、全てを理解した時、もはや彼女の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
レイラから無線を受け取り、グラウンドへ全力疾走する逸見、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
翌日、ベンチで冷たくなっている逸見が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った
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