13:名無しNIPPER
2018/05/08(火) 22:36:13.96 ID:RMDJlQPM0
「ばあちゃるより、今は私の方が賢いね」
ばあちゃるにまたがったまま、シロが言う。
「そうかもしれません」
ばあちゃるもまた、その事実を認めていた。彼にとってはシロが成長することこそ存在意義であるので、喜ばしいことである。
「だからばあちゃるは親じゃなくて、お馬さん」
「馬」
前後に体を揺すり、シロがジョッキーの真似をする。
「そう。シロのお馬さん」
シロの頬が緩む。本来ならそれは、敵を撃破した際に起こる感情としてインプットされているはずだった。
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