25: ◆B.8Kea.bFM[sage saga]
2018/05/08(火) 21:10:57.17 ID:uKRVVZyl0
加蓮「ポテトはもちろん好きだけど、それだけじゃないんだよ。ほら、この間見せたまゆと奏と撮った写真。アタシあの時チュロス食べてたでしょ?」
P「ああ、そういえば。まゆのポップコーンもつまみ食いしてたな」
加蓮「アタシはああいうお菓子とかジャンクなものが好きなの。昔あんまり食べられなかったから」
26: ◆B.8Kea.bFM[sage saga]
2018/05/08(火) 21:14:30.61 ID:uKRVVZyl0
ピピピ ピピピ
P「お、体温計が鳴った。えーっと、37.6℃」
加蓮「ちょっと下がったね。今晩また大人しく寝てれば明日の朝には完全に下がると思うよ」
27: ◆B.8Kea.bFM[sage saga]
2018/05/08(火) 21:17:13.17 ID:uKRVVZyl0
加蓮「最近ずっと働き詰めで、そのせいで体調崩したって言うのに、一日休んだ程度じゃ休んだことにならないから。明日の朝、熱が下がってても仕事は休むこと」
P「そうは言ってもな。加蓮やみんなのためにまだまだやることがたくさんあって、今日一日休んだのにもう一日休むなんて――」
加蓮「アタシたちの力はプロデューサーさんが一日二日休んだくらいで崩れるほど脆いものなの? ハリボテみたいな、そんな程度のものだったの?」
28: ◆B.8Kea.bFM[sage saga]
2018/05/08(火) 21:19:30.92 ID:uKRVVZyl0
加蓮「だったら、明日も休んでしっかり英気を養って。それで全快したらまたアタシたちを全力でプロデュースしてよ。アタシたちが全力でアイドルしてるんだから、プロデューサーさんも万全の状態で、全力でプロデュースして欲しいんだ。言っておくけどこれは絶対に譲らないからね?」
P「……はぁ。最初はレッスンにも乗り気じゃなくてめんどくさがりだったのに、どうしてこんなに勝気な子になっちゃったかねぇ」
加蓮「アタシをこんなに立派なアイドルにしてくれたのは、プロデューサーさんだよ」
29: ◆B.8Kea.bFM[sage saga]
2018/05/08(火) 21:21:26.86 ID:uKRVVZyl0
P「さて、と。おっと、もうすぐ夕方じゃないか。加蓮、暗くなる前に帰ったほうがいいぞ」
加蓮「そうだね。プロデューサーさんももう平気そうだし、そろそろ帰るよ」
P「今日は本当に助かったよ。本当にありがとうな」
30: ◆B.8Kea.bFM[sage saga]
2018/05/08(火) 21:23:45.46 ID:uKRVVZyl0
加蓮「わかってるって。ああそうだ。おかゆはまだキッチンの鍋に残ってるから。あと消化によさそうなおかずをいくつか作って冷蔵庫にいれてあるから、もっと食べられそうなら食べて」
P「そんなことまでしてくれてたのか」
加蓮「それともし明日の朝になっても熱が下がりきっていなかったりまた上がってるようだったらすぐに病院に行くこと。早めにね」
31: ◆B.8Kea.bFM[sage saga]
2018/05/08(火) 21:25:33.51 ID:uKRVVZyl0
数時間後
P「……う、うーん。のどかわいた……。ポカリポカリ……ゴクッゴクッゴクッゴクッぷはっ。……また汗かいたな。着替えるか……」
P「ってもう真っ暗だな。着替えたらなにか食べよう……」ガサゴソ
32: ◆B.8Kea.bFM[sage saga]
2018/05/08(火) 21:27:32.03 ID:uKRVVZyl0
後日
奈緒「加蓮さ、なんか最近やけに上機嫌じゃないか?」
凛「あ、奈緒もそう思った? 私もそう思ってたんだ。なにかいいことでもあった?」
33:名無しNIPPER[sage]
2018/05/08(火) 21:28:40.23 ID:vIXI7KLVo
独り暮らしでこんな独り言言わんやろ
34: ◆B.8Kea.bFM[sage saga]
2018/05/08(火) 21:30:03.48 ID:uKRVVZyl0
まゆ「あら、加蓮ちゃんに皆さん、こんにちは」
加蓮「まゆ、この間はありがとね。さっそく役に立ったよ」
まゆ「そうですか? それならよかったです。こちらもいろいろと参考になりましたし、楽しかったですよ♪」
35: ◆B.8Kea.bFM[sage saga]
2018/05/08(火) 21:31:46.87 ID:uKRVVZyl0
凛「まゆはこれから仕事?」
まゆ「はい。まゆのプロデューサーさんとちょっと地方ロケに……」
凛「地方ってことはもしかして泊まり?」
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