9:名無しNIPPER[saga]
2018/05/06(日) 22:45:01.26 ID:Z6NbnlKA0
「あの子達」は栄養士さんの身体の柔らかい部位に殺到していた。
唇、首筋、脇、胸、臀部。
服の中に無理矢理頭を差し入れ、それらの部位に歯を立てる。
何人もの「あの子達」がそれに続く。
栄養士さんは身悶えし、何とかそれを阻止しようとするも、数の暴力にはかなわない。
彼女の悲鳴が、更に高まる。
しかし……。
そんな「柔らかい部位」に対しても、「あの子達」は歯を食い込ませることは出来ない。
噛みちぎることができないのだ。
「あの子達」が「生物」のままであるなら、恐らくそこで諦めていただろう。
けど、歩く死体である「あの子達」は諦めることを知らない。
そんな機能は損失している。
だから、執拗に唾液を分泌させる。
肉を柔らかくしようとする。
ペチャペチャ、クチャクチャと音を立てて。
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