海未(執事)「雪穂お嬢様、起床のお時間です」 雪穂「んん〜・・・後5分・・・」
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21: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2018/05/06(日) 09:34:17.90 ID:Ajs3KWNf0


海未「それでですが、私はこの服が気に入っていますし、そして雪穂の服も似合っているように思います。ですのでこの原宿で新しい服を揃えるとなっても、私、その気にあまりならなくて・・・。すいません、こんな私とでは面白くないですよね・・・」

雪穂「いえいえ! そんなこと! えっと、えっと・・・あっ! それじゃこうしません? 海未さんが面白そうだなと思うものを一緒に探してみるとか・・・?」

海未「それは嬉しい提案ですけど、雪穂はいいのですか?」

雪穂「はいっ。服はいつでも買いに行けるけど、せっかく海未さんとふ・・・ふっ、ふたりきり・・・/// な、なので・・・///」モニョモニョ

海未「ふふっ、そうですか。ありがとうございます。実は、原宿と聞いて行ってみたいと思っていた所があるんです。先程まで服飾担当のことりと一緒でしたから、今日は行かないつもりでしたけど、よかったらそちらに」






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明治神宮 至誠館



雪穂「ここは・・・武道場?」

海未「はい。明治神宮の御祭神の御加護と御神徳の元、柔道、弓道、剣道等 あらやる武道を通じて心身の鍛錬をし、次世代を担う人材を育成する場です」

海未「祭事がある時など、私は父に連れられてここにくることが子供の頃から何度かありました」

雪穂「そうなんだ。・・・ええと、ここが海未さんが行きたかった場所だよね? 武道をやるってこと・・・? その・・・私、武道ってやったことなくて・・・」

海未「いえ、私が行きたかったのは武道場ではなく、反対側のこちらです」

雪穂「反対側?」クルッ



  < わー
  
  < まてー

  < こっちだよ〜



雪穂「芝生の大きな広場があるね。小さな子供たちが走り回って遊んでいる」

海未「・・・・子供の頃、父に連れられてここに来るときは、父はいつも忙しそうにしていました」

海未「そんな父のそばで私は、この芝生で楽しそうに自由に遊ぶ子供達や、レジャーシートを広げてのんびり過ごしている大人達を見ていました。ビルばかりの都内では珍しいこれだけの広い芝生は、子供の頃の私には輝いて見えました」

海未「そんな風に見ながら、私は思っていました ―――私も、ここで遊んだりのんびりしたいな――― と。だけど忙しそうにしている父にそんなことは言えず、ただただうらやましく見ている事しかできませんでした」





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