857:属性魔法と追撃についてちょっと変更しました。evernote参照 ◆9OydVuNlLY[digital devil saga]
2019/03/06(水) 00:37:45.16 ID:V01CXOu70
Info.>経験値+2!(現在15)
宝石が手に入る機会などそう多くはないだろう。
そう考え、私は一つだけ持っている宝石をサンジェルマンに渡した。
サンジェルマン「確かに受け取った。では、これを読むといい」
サンジェルマンに手渡された本は文庫本程度のサイズで、
見たこともない文字で書かれている。
しかしどういうわけか、その文字を目で追っていくと、
悪魔との戦いの最中にいるようなイメージが脳裏に浮かび……
そして、すぐに最後のページまで読み終えてしまった。
サンジェルマン「宝石を手に入れたら、また来たまえ。私はどこにでもいる」
どこにでもいるとはどういう意味だろうか?
……
場所:ミカド城 城内 宿舎 ヨツバの部屋
この夜の時間を使って、ジュラク堂書店から持ち帰った本"情報力学仮説"を読むことにした。
……
時:数時間後
量子力学という物理学の分野の知識が前提となっていて、
それを持たない私には全てを理解することはできないようだ。
ヨツバ「分子、原子、陽子と電子と中性子、そして素粒子。これらより更に小さい物質単位が新たに観測され、それを"情報"と定義する……」
つまり……
五感で感じたもの、感情、数値、言葉……
私たちが"情報"と表現できるようなものと、この"情報"は全く同じ性質を持ち、それでいて物質を構成する最小単位であるのだという。
目で見たり手に触ったりできる物だけでなく、太陽から降り注ぐ光や、地球を包む大気、そして真空の宇宙すらも、情報でできていると。
……正直、これで正しい理解なのかすらわからない。
バロウズ「マスターったら、一日中お勉強ばかりして疲れないのかしら」
ヨツバ「……いえ、疲れました」
バロウズ「もう遅いし、これ以上起きていると明日辛いんじゃない?」
東京のことなど知らず学校に通っていた頃に勉強した内容に比べ、
東京の本にある学問のなんと大きく、そして奥深いことか。
かつては勉強も苦にならなかったが、この本は読んでいて頭がぼーっとしたり、めまいがした。
前提知識なく無理に理解しようとしたからだろうか……
ヨツバ「そうですね。今日はもう休むことにしましょう……」
バロウズ「おやすみなさい、マスター」
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