807: ◆9OydVuNlLY[digital devil sage]
2019/03/01(金) 01:57:48.78 ID:Wg3z623O0
カガ「噂くらいは耳にしていた。所詮は噂と思っていたが……」
カガ「どうやら本物らしい。セイオウボを倒したのはお前だそうだな」
ヨツバ「私と、ワルターという者が戦いました。あの、ガイア教団とは……」
カガ「我らガイア教団のことが知りたければ、サムライの仲間に聞けばいい。二度手間は御免なのでな」
ヨツバ「わかりました。私はどうしてここに?」
カガ「元々セイオウボは我らの標的だった……」
カガ「お前らが地霊族の護符を使って炎の壁を破ったことを知り、好機と見てそちらから突入することにしたのだが」
カガ「道のない所を苦労して渡っている間に池袋一帯を囲む炎の壁は消え……」
カガ「サンショインに入ってみれば、血塗れで転がっているお前と、もう一人意識のない男がいたのでな」
カガ「一先ずここへ運んできた」
ヨツバ「彼……ワルターはどこへ?」
カガ「とっくに回復して、仲間と去っていったさ。お前と違って、生きているか死んでいるか分からない程ではなかった」
カガ「お前も、あと一眠りしてから連絡を取るといい。あいつらからはそのように言付かっている」
ヨツバ「そうですか……わかりました」
カガ「服と荷物、あのスマホ入りの奇っ怪な籠手もそこに置いてある」
カガ「明日まで扉は開けるな。ここは地下だが、外に出てしまえば悪魔に見つかりかねん」
カガ「とにかく、今は休め。そして……」
カガ「……私たちに代わりセイオウボを討ってくれたこと、礼を言っておく」
カガ「お互い戦い続ける限り、いつかまた見(まみ)えることになるだろう。それではな」
女性は部屋を出ていった。
……
時:翌朝
空腹で目が覚めた。
早いところターミナルを探して新宿へ戻ろうと身支度をしているとき、バロウズに声をかけられた。
バロウズ「おはよう、マスター。よく眠れた?」
ヨツバ「おはようございます、バロウズ」
ヨツバ「……?」
私はバロウズに挨拶しようとガントレットを動かしてみて、日付がおかしいことに気付いた。
ヨツバ「バロウズ、私がセイオウボと戦ってから何時間経ちましたか?」
バロウズ「ざっと一日半ってところかしら」
それほど長い間意識がなかったとは……空腹で当然だ。
バロウズ「まあ、まずは腹ごしらえしましょ」
バロウズ「フリン様たちに連絡を取るのはそれからでも遅くないわ」
バロウズ「池袋のターミナルの位置はカガって人から教えてもらったから、案内するわね」
ヨツバ「ありがとうございます」
下一桁判定:池袋ターミナルまでの道のり ↓1
1〜3 悪魔に見つかった(戦闘へ)
4〜9,0 無事に悪魔をやり過ごした
ゾロ目 ??
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