723:おやすみの間、悪魔に体を乗っ取られぬよう ◆9OydVuNlLY[digital devil saga]
2019/02/19(火) 01:20:52.10 ID:fwZi05s/0
info.>魔+2!
info.>地霊の護符がなくなった!
……
場所:池袋 サンショイン前交差点 南側
時:川を越えてからおよそ一時間後
ヨツバ「これは……」
進むに連れて見えてきた、池袋の地上を囲む赤い壁のようなもの。
近づいてみるとそれは炎の壁だった。
ワルター「でもちっとも暖かくねーぞ?どれどれ」スッ
ヨツバ「ワルター!?」
ワルターが炎に向かってゆっくりと手を伸ばす。
しかしその手は炎の壁に触れ、止まった。
炎はワルターの手を焼き焦がす様子もなく、ただ揺らめいている。
ワルター「な……なんだこりゃ?」ペタペタ
ワルター「見かけはただの炎なのに、触ると見えない壁があるみてーになってやがる」トントン
ヨツバ「なるほど、話に聞く幻術とはこのことでしょうか」
ワルター「だろうな。ほれ、さっさとやってくれ」ベシッ
ワルター「安全な場所を探してフリンたちに連絡したいしな」
ワルターに促され、私は地霊の護符を取り出す。
それを炎に近づけてみると、ガラスが割れるような音と共に炎の壁は跡形もなく消え、
地霊の護符はひとりでに燃えて消えてしまった。
ワルター「よっしゃ、これでオレたちが池袋一番乗りだ!」
私たちは池袋に足を踏み入れた。
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