64:名無しNIPPER
2018/05/06(日) 15:23:30.42 ID:ANrtU6sD0
酒場から出てフリンの走っていった方を見てみると、ホープ殿とヨナタンが話しているのが見える。
ヨナタンはいつになく怒っているようだ。
近づいてみると、声が聞こえてきた。
ヨナタン「規則ですって!?こんな時に規則を守ったから何になるというのです!」
ヨナタン「動ける者で即刻遠征隊を組み、すぐに救助に向かうべきです!」
驚いた。
ヨナタンは私と近い――神と神の作る秩序に忠実な――正しい考え方をしていると思っていたが。
ヨツバ「いいえ、ヨナタン。たとえ緊急事態に陥ったのがどこであったとしても、サムライの対応はきちんと規則が定めています」
ヨツバ「先の連絡にあった通り、この場合は明朝に作戦を開始するのが正しい」
ヨナタン「くっ!?ヨツバまで一体何を…… 民の命がかかっているのだぞ!?」
ヨナタン「ここで動かねば、サムライは何のためにいるというのだ!」
フリン「ホープ殿、僕からもお願いします。キチジョージは僕の故郷……明朝まで待つことはできません」
ホープ「……ふむ。いいだろう」ピッピッ
ホープ「クエストを更新した。動ける者で遠征隊を構成し、30分後にキチジョージ村へ向かう」
ホープ「繰り返す。クエストを更新した。動ける者は直ちに準備を整え、アキュラ像広場へ集合せよ」
ヨナタン「あ……ありがとうございます!」
頭がくらくらする。サムライ頭のホープ殿が規則を曲げた?
しかし、サムライ頭の決定であれば私もそれに従わなければ……
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