562:もう九時 ◆9OydVuNlLY[digital devil saga]
2018/05/22(火) 21:06:33.60 ID:9WHYFMzk0
ヨツバ「フリンは既に上野のターミナルを解放しているのでしたね」
ヨツバ「ならば、新宿のターミナルもお任せします」
ワルター「いいのか?」
ヨツバ「ターミナルの有無による移動時間の差はあまりにも大きいですから」
ヨツバ「東京におけるサムライの立場が悪くなっていくとしても、今は解放すべきだと思います」
ヨナタン「苦渋の選択といったところか……」
フリン「ヨツバの判断を信じよう」
フリン「準備ができ次第突入だ。ヨツバは一旦地下街の外で待っていてくれ」
……
時:十数分後
フリンから連絡があって再度合流し、商会で食事を取った。
おすすめを注文して出された魚の練り物(レプリカと言っていたので、恐らく悪魔の肉が使われている)を見て、ワルターは何やら気分を悪くしていた。
どうしたのかと聞いても何でもないの一点張りだが、その練り物は結局フリンが食べた。
クエストに付記された道順の通りに地下街を進むと、道がシャッターで閉ざされていた。
その前に、男が立っている。
男「何だアンタら?こっから先は……って」
男「よ、ヨツバさん!長旅お疲れさんです!」バッ
男は私を見るなり勢いよく頭を深々と下げ、挨拶をした。
阿修羅会の者のようだ。
ワルター「……マジか」
男「すぐお休みになりますんで?お部屋の方の準備ももうできてますぜ」
ヨツバ「都庁の件はいつ頃になりますか?」
男「あー、それなんですけど……」
男「東っ側にもコープス……厄介な悪魔が湧いちまいましてねぇ。こいつらがもうしつこくてしつこくて……」
男「クエスト出してハンター共を使っちゃいるんですが、一向に掃除が終わらないんでさぁ」
男「なもんで、今ちょっと都庁の方は保留って形にしてやす」
ヨツバ「なるほど。事情は分かりました」
ヨツバ「その悪魔たちも私たちが処理しましょう」
ヨツバ「みな、構いませんね?」
フリン「もちろんだ」
ワルター「異議ナシ」
ヨナタン「断る理由はないな」
イザボー「仕方ないわね」
男「ああ、おサムライさん方も手伝ってくれるってんなら、心強いでさぁ」
男「東の階段から出るのにクエストの受注画面が要るんで、データがないなら先に商会から回ってくだせえ」
男「ご健闘をお祈りしやす」
ヨツバ「ありがとうございます。それでは」
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