468: ◆9OydVuNlLY[digital devil saga]
2018/05/15(火) 22:21:36.93 ID:vdXgXYLk0
……
時:深夜
殺気というよりは、死の予感。それが私を叩き起こした。
ヨツバ「っ!」ギィン!
ベッドサイドテーブルに立て掛けていた刀を抜き、迫る白刃を受け止める。
??「……」ギリギリギリ
??「……」バッ
ヨツバ「ふっ」バッ カラン
私は横になったまま、襲撃者は膝立ちの姿勢で。
互いに鍔迫り合いをしていたが、襲撃者がベッドから飛び下がる。
私は起き上がって鞘を捨て、襲撃者の方を向く。
??「……」スッ
慣れきっていない目の中、魔法発動の光が揺れるのを見て、咄嗟に迎撃する。
??「……」バヂヂィ
ヨツバ「ジオンガ!」バヂヂィ
ぶつかり合い、部屋中を眩しく照らしながら飛び散る電撃。
そこに一瞬浮かぶ、サムライ制服。
……見間違いだろうか?
??「……」ダッ
ヨツバ(来る!)チャキッ
こちらへ走る襲撃者の持つ刀が、白い光を纏う。
私もまた、刀に白い光を纏わせていた。
ヨツバ「絶命剣!!」ブゥン
??「……」ザッ、クルン
襲撃者は私の動くタイミングを完璧に捉えていた。
片足で急制動をかけ、勢いで舞うように回る。
……白い光とともに。
??「……」ブゥン ドドド
太刀の間合いで放たれたジャベリンレイン。光の串が三本、刀を振り切っている私の、左肩・右腿・右足を貫いた。
そしてその全てが、炸裂。
私はその時、全身を襲う痛みにではなく、驚愕に目を見開いた。
炸裂する光に照らされた、襲撃者のその姿は――
ヨツバ?「……」ニタァ
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