451: ◆9OydVuNlLY[digital devil saga]
2018/05/15(火) 02:08:20.58 ID:vdXgXYLk0
アベ「……俺はこれで殺す気だったんだがな」
アベ「太刀筋、魔力、そしてその思考と判断の早さ……」
アベ「なるほど、ぽっと出の割には大したモンだ」スッ
叫ぶと同時、無意識に閉じていた目を開くと、アベは何でもない様子で立っていた。
距離を取っていた阿修羅会の構成員たちも、再び集まりつつある。
阿修羅会の男A「そ、それで兄貴。ソイツは合格なんですかい?」
アベ「俺を相手にここまで立ち回ったんだ。まあ、合格だな」
阿修羅会の男A「よ」
阿修羅会の男たち「よっしゃあああああ!!」ワーワー
ヨツバ「……?」
ヨツバ「あの、彼らはなぜ、私のことであんなにも喜んでいるのですか?」
アベ「……気にするだけムダだ。放(ほ)っとけ」
アベ「さて、そろそろ時間だな。次の仕事に向かうとするか」
アベ「おいお前ら、ヘラヘラしてねえでさっさと行きやがれ」
阿修羅会の男B「へ、へい、スンマセン!」
アベ「じゃあな、ヨツバ。せいぜい頑張ってくれや」
アベたちは去っていった。
……とてつもなく強かった。
汗で体が冷えるのと同時に、もし本気の戦いだったらと思うと寒気がする。
戦闘能力で阿修羅会の幹部に成り上がったと言っていたから、おそらく組織で五本の指には入る実力者なのだろう。
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