408: ◆9OydVuNlLY
2018/05/13(日) 16:47:13.86 ID:XvdO4ONy0
人外ハンター。
人を襲う悪魔を倒す他にも色々な依頼を解決し、報酬を得る、傭兵のような職業。
彼らが仕事(スマホを使っているからか、こちらでもチャレンジクエストという名だった)を取るのが、
ここ人外ハンター商会の支部。
既視感がしたのは、Kの酒場に似ているからのようだ。
支部は東京各所の地下街に一つずつ存在し、地上にある本部はごくわずかな関係者以外入れないらしい。
悪魔を倒す、依頼を解決する、という点でケガレビトのサムライといえるだろう。
ただ、ハレルヤから話を聞いている限りでは見回りなどの治安維持は行っていないらしい。
あくまでも悪魔を狩るのが生業であると。
テーブルについて話をしていると、マスターが食事を持ってきた。
マスター「はい、チャーハン大盛り、普通、野菜スープな」
それらを置くと、足早に去っていった。
見た所一人でこの支部を回しているようだから、忙しいのだろう。
……しかし、野菜スープはともかく、チャーハンと呼ばれた方はやや異臭がする。
これは油の臭い……か?
ハレルヤ「あー……そっか、ヒルズではメシもいいモン出てくっから……」
ハレルヤ「油は基本的に使い回しなんで、何回も揚げ物した奴とかなんです」
ハレルヤ「まあ味は悪くないし、慣れれば普通に食えますよ」
確かにハレルヤは、すごく美味しそうに……といかずとも、それなりのペースで食べている。
変わった形のスプーンを手に、私も食事を始めた。
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