374: ◆9OydVuNlLY[saga]
2018/05/12(土) 02:48:02.31 ID:I+XiIE+30
トラルテクトリ「メギ、ド」ギュイィ カッ
奥から、見たことのない類の魔法を唱えるトラルテクトリ。
ヨツバ「オニ!」SUMMON
トラルテクトリと私の間くらいで正体不明の力の爆発が起き、それを浴びたオニは全身から赤い煙を噴き出す。
ヨツバ「走りなさい!」ダッ
オニ「ぐ、がああ!!」ドスドス ブンッ
トラルテクトリ「メギ、ド」ギュイィ カッ ドン
オニの肉体の半分ほどが、溶けたような、蒸発したような……とにかく、消えた。
その直前に投げた棍棒がトラルテクトリに命中する。
……思った以上に、効いていない。ちょうど、ティターンと同じような感じだ。
この悪魔も物理攻撃に耐性があるということか。
ヨツバ「ジオンガ!」バヂヂッ
電撃魔法を放つが、トラルテクトリには聞いていない。
それどころか、ヒビに流れる朱色がやや明るく変化し、棍棒でついたわずかな傷が塞がった。
トラルテクトリ「あか、だまぁ」スィー
ヨツバ「くっ……!ザンマ!ブフーラ!」
グルルが動き出す様子を見せないことをちらと確認し、向かってくるトラルテクトリに魔法を連打する。
突風が金属の管を揺らし腕を軋ませる。通路から氷柱が生え、刺し貫く。
氷柱がトラルテクトリの腹部を貫いた時、様子が変わった。
ジオンガが命中した時とは対象的に、朱色が暗くなり、動きが目に見えて鈍る。
接近し、力を流す。
ヨツバ「鬼神楽!」ブゥン
トラルテクトリ「」バキャァ
袈裟がけに刀を振り抜き、トラルテクトリの肩口からその肉体を割り砕く。
グルル「今だ!死にやがれぇ〜!」ビュン
ヨツバ「ハマ」シュッ
グルル「ぐえ」ペタ シュワッ
急に動き出したつもりだろうが、それと同時に私が魔法を放ち、グルルは光になった。
……砕け散ったトラルテクトリの破片に混じって、コインが一枚落ちている。
拾っておこう。
ヨツバ「やはりこの作戦は有効ですね。いいスキルです」
ハレルヤ「え、えーと……流石にあんなことさせられたら仲魔がかわいそう、とかは……」
ヨツバ「かわいそう?悪魔が?」
ヨツバ「悪魔は所詮人間に害をなす存在。仲魔として一時的に使役しているとしても、その本質は変わりません」
ヨツバ「人間と相容れない存在に情けなど不要……いえ、あってはならないのです」
ハレルヤ「…………」
ヨツバ「……? いかがなさいましたか?」
ハレルヤ「……いや、なんでも」
ハレルヤ「えと、次……地下9階。行きましょう」
下一桁判定:経験値獲得 ↓1
1〜5 レベル+1、経験値-5(現在値6)
6〜9 レベル+1、経験値-3
0 レベル+1
ゾロ目 レベル+1、経験値+2
下一桁判定:ハレルヤ好感度変化 ↓2
1〜9 ……(-1)
0 やっぱ人間からすりゃそんなもんか……(+-0)
ゾロ目 ??
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