安価とコンマで真・女神転生W
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310:意識飛んでました ◆9OydVuNlLY[saga]
2018/05/10(木) 01:55:41.12 ID:YZ17E9c70
……
時:しばらく後
場所:六本木ヒルズ タヤマの部屋


ヨツバ「おはようございます、タヤマ殿」

タヤマ「おはよう、ヨツバさん。似合ってるじゃないか」

敬語が抜けている。一時的とはいえ部下扱いということか。

ヨツバ「あの、この服は一体……」

そこまで動きづらくはないが、袖が重い。

タヤマ「服一着作るのも難しいご時世でね」

タヤマ「元の服はきれいにして繕わせているところだ」

タヤマ「すまないが、少なくとも今日一日はそれを着ててもらう」

タヤマ「……さて、仕事の話をする前に、我々がどうやって悪魔を抑えているか」

タヤマ「その方法の一つをご紹介しよう」

タヤマはテーブルの上の透明な容器をトントンと叩く。
中には赤い、大きな飴玉のようなものが入っている。

タヤマ「こいつは赤玉。悪魔が非常に好むエサだ。人間を殺して食うのと比べ物にならんほど美味いらしい」

タヤマ「もちろん私は食ったことなんてないがね」フッ

ヨツバ「なるほど、それを与える代わりに人間を見逃せと」

タヤマ「理解が早くて助かる」

タヤマ「東京各地の地下街や、ここを始めとした限られた建物は、悪魔どもが立ち入らない」

タヤマ「その代金がコレの供給ってわけだ」

タヤマ「この人類の生命線の一つといえる赤玉を、我々阿修羅会は生産している」

ヨツバ「それはどうすれば作れるのですか?」

タヤマ「当然の疑問だな。だが、そいつは企業秘密だ」

タヤマ「ま、ちょっとだけ言うとだな」

タヤマ「この赤玉の生産は、この付近にある施設でしか行えない」

タヤマ「で、その生産施設に棲み着いてる、赤玉を狙う悪魔たちの数を減らしてもらいたいわけだ」

ヨツバ「なるほど。わかりました」コク

タヤマ「道案内兼手伝いにウチの者をつける。まあ適当使ってやってくれ」フッ

ガチャ

銀髪の少年「おはようございます!」ペコリ

タヤマ「おう、おはよう。ハレルヤ、ヨツバさんに挨拶しろ」

ハレルヤ(わ、すげぇカッコ)

ハレルヤ「えと、阿修羅会のハレルヤです。本日はよろしくお願いします!」ペコリ

ヨツバ「ヨツバです。こちらこそよろしくお願いします」

タヤマ「よし、早速行ってくれ。ノルマはハレルヤに伝えてある」

ハレルヤ「分かりました。じゃあヨツバさん、逆さヒルズまで案内します」

……逆さヒルズ?


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