297:直接ダメージが出るわけでもないので追撃条件を速*5に変更しました
2018/05/09(水) 21:08:33.40 ID:Mk8KPT7F0
Info.>魔+1!
……
場所:六本木ヒルズ タヤマの部屋
ケガレビトの里でありながら、東のミカド国に近い雰囲気の家具も並べられている。
部屋には男が一人だけが、立って私を待ち構えていた。
男はこちらへ歩いて近づき、話し始めた。
タヤマ「よく来てくださった。私はタヤマ」
タヤマ「阿修羅会……この東京で治安維持を行っている組織のリーダーです」
ヨツバ「こんにちは。私はヨツバと申します」
ヨツバ「早速の質問お許しいただきたいのですが、私のことをご存知なのですか?」
タヤマ「ええ。まずは、私の部下が粗相をしたようで、大変申し訳ない」
タヤマ「南砂町……と言って伝わるかな。貴女に悪魔をけしかけた男のことを覚えておいでかな?」
南砂町ターミナルのあの男か。
タヤマ「お分かりのようですな。ターミナルは悪用防止のために悪魔の結界で封じておるんですが……」
タヤマ「どうも、何も知らないお嬢さんを不法侵入者と勘違いしたってことでね」
タヤマ「今も仕事で出払っとるんですが、本人も申し訳ないと言っておりました」
タヤマ「上司である私からも、謝罪させてもらいたい」
そう言って、タヤマは頭を下げた。
ヨツバ「そういう事情があったのならば、仕方ありません。顔を上げて下さい」
タヤマ「そう言ってもらえると助かります」
タヤマ「それで……悪魔討伐隊でしたっけね。それをお探しだと?」
ヨツバ「はい。何かご存知ありませんか?」
タヤマ「悪魔討伐隊自体はとっくになくなりましたよ。まあ、棄てられた基地は残ってますが」
ヨツバ「その基地の場所は?」
タヤマ「ああ、貴女のスマホにデータを送りましょう」
そう言うと、タヤマは自分の持っている板のようなものを操作した。
これはスマホというらしい。
私のガントレットも、スマホの一種と思っているのだろう。
データを受け取ったガントレットから、悪魔討伐隊基地の位置情報が表示された。
ここから北東のようだが……まっすぐそちらへ行ける道は見当たらない。
たどり着くためには、まずスカイタワーまで戻ることになりそうだ。
タヤマ「これは勝手なお願いなんですがね。もしよければ、私どもを助けてくださいませんかね」
ヨツバ「助ける、とは?」
タヤマ「石を投げれば当たるってくらい悪魔がわんさかいる東京じゃ、治安維持にいくら戦力があっても足りないのが現状」
タヤマ「件の見張り番が貴女の腕を買っていたんで、是非我々阿修羅会の仲間になっていただきたい」
タヤマ「もちろん、新入りだからと下っ端扱いなんてしません。いい待遇を用意してます」
タヤマ「どうです、考えてもらえませんか?」
口元に笑みを浮かべ、私に問うタヤマ。
ヨツバ「……」
自由安価:なんと返事する?↓2
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