いらない過去だけをピンポイントで消していった話
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4:名無しNIPPER
2018/05/02(水) 18:04:41.81 ID:IjO3ZxtEO
「どうせうーちゃん今日も暇なんでしょ」
「今日もってなんだ今日もって。俺は稲葉と違って忙しいんだよ!」
なんて馬鹿みたいに騒ぎながら廊下を走って学校を出る。
今日もまたこいつに振り回されながら帰るんだろうなんて考えながら。



5:名無しNIPPER
2018/05/02(水) 18:08:21.96 ID:IjO3ZxtEO
俺の家はアホみたいに親が厳しかったから、こうやってしょっちゅう稲葉に振り回されるのは嫌じゃなかった
むしろ、家での窮屈な時間を忘れさせてくれる貴重な時間だった

家に帰れば受験の話だ成績の話だでストレスが溜まる
そのストレスを稲葉と馬鹿騒ぎすることで発散させることでどうにか日々を楽しいと思えていたんだ


6:名無しNIPPER
2018/05/02(水) 21:35:01.06 ID:09HcYsfA0
だからこそ彼女とはこの関係を長く続けて行きたいと思ってたし、そうなるもんだと思ってた
なんていうか、それが当たり前だと感じてたんだよな
いつものように遊んで、いつものように帰って、また明日もいつものように挨拶して

でもさ、そんなずっと変わらない当たり前なんてあるはずもないよな


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