172:名無しNIPPER
2018/05/16(水) 21:25:09.71 ID:PvzxIdbLO
穂乃果「そっか。タイミングが悪かったんだね」
杉崎「違うんです。私がいけないんです。あの時…私が…」
穂乃果「まあ、たらればを言い出したらキリがないよ」
杉崎「でも…今日も勇気を出してみたんです。いいキッカケだと思って。でも、ダメでした。きっと、許してくれまぜ。私はそれだけ酷い事をしたんです。」
穂乃果「あのさぁ…」
杉崎「え?」
穂乃果「さっきから、誰に言い訳してんの?」
杉崎「先生?」
穂乃果「話せって言ったのは私だけどさ。言い訳して自分に言い聞かせて。こんな自分だから許して貰えなくても仕方ないって思いたいんじゃないの?このまま、やり過ごす方が楽だもんね。これ以上傷付かなくてすむしね」
杉崎「そんな…」
穂乃果「ん?何?言いたい事があるならハッキリ言いなよ」
杉崎「そんな事ある訳ないじゃないですか」
穂乃果「そんな事あるから何も行動しないんじゃないの?」
杉崎「だから、今日勇気を出して会いに行ったって言ったでしょう」
穂乃果「で?何もせずに帰って来たんでしょ?自分の気持ちを伝えたの?志賀さんの気持ちを聞いたの?」
杉崎「それは…」
穂乃果「ほら、そんなの何もしてないのと一緒じゃん。結局、杉崎さんはさ、これ以上傷付きたくないだけなんだよ」
杉崎「そんな訳ないでしょ。大好きな幼馴染と疎遠になって。このままで良いなんて思ってる訳ないじゃないですか。ただ、どうしていいか分からないから」
穂乃果「自分に言い訳する暇があるんなら、その気持ちを志賀さんにぶつければいいだろ!」
杉崎「…」
穂乃果「思ってる事があるんなら伝えた方がいいよ」
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