白菊ほたる「もう雨あがりに虹が掛かることもないんでしょうか」
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26:名無しNIPPER[sage saga]
2018/05/01(火) 15:09:18.57 ID:47m1SMXJ0
 藍子さんの提案は、至ってシンプルでした。
 校庭で、新曲お披露目のライブをする。
 それも、とびっきり素晴らしい最高に輝くライブを。

 ただそれだけです。

 あの月が地球の光で輝いているのなら、私たちが最高に輝けば月の光もより輝きを増すだろう、という論法です。
 もしかしたら、夜の闇を吹き散らして青空が戻ってくるかもしれない。
 そんな話すらしていました。

 非現実的な夢物語だってことは、もちろん私も藍子さんもわかっています。
 でもこの宇宙は太陽が無くなっちゃうくらいにはいい加減なんだから、なにが起こってもおかしくはないんです。

 そうは言ったものの、現実的には多くの障壁が待っていることは確かです。
 私たちの武器は、発売間近だったCDの音源と日々のレッスンで積み上げてきた技術だけ。
 衣装とか、照明とか、舞台の設営とか……そういった一切を私たちの手でやらなきゃいけません。




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