白菊ほたる「もう雨あがりに虹が掛かることもないんでしょうか」
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19:名無しNIPPER[sage saga]
2018/05/01(火) 15:05:24.41 ID:47m1SMXJ0
 二人で背中を流し合ったあと、温泉に入りました。
 源泉かけ流しで、夜景と星空を堪能できる贅沢な露天風呂です。


「これは図書室で読んだ話なんですけど、何億年も前に地球全部が凍りついてしまったことがあるそうです」


 なんの話だろう、と思いましたけど、黙って続きを聞きます。


「その時にほとんどの生き物は絶滅しちゃったみたいですけど、その頃の生物たちは、海の底の温泉で生き延びたみたいです。彼らの遠い遠い子孫が、私たちなんですよ。これからもっと寒くなっていったら、ご先祖さまにならってこっちに引っ越しちゃうのもいいかもしれませんね」

「……そのときは、ラジオの機材もお引越ししちゃいましょう」

「ええっ、そんなことできるんですか?」

「はい。多分……。大丈夫です、鍛えてるんで」


 ぐっと、力こぶを作る仕草をします。
 これでも私はアイドルなので、体力はあると思います。
 アイドルなので、あんまり筋肉をつけすぎても良くないんですが……。


「おおっ、ほたるちゃんのうで、もちもちですべすべですね。うらやましい……」

「ひゃっ、あ、藍子さん」




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