44:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 16:45:26.92 ID:A6rjc17z0
「へ……?」
拍子の抜けた彼女の返事を尻目に、私は事務員さんに、そっと視線を送ってみます。
事務員さんは、フッと鼻を鳴らし、手を止めました。
「どこへ行くのか知らないが、お土産を頼むよ」
「こんにちはー、ヤクルトでーす」
お礼を言おうとした私と、事務員さんの間に、ヤクルトレディーの方が割って入りました。
「あら、今日はあのお兄さんは?」
「彼は外へ行っています。マスター、いつもの」
「あいよー」
「お嬢ちゃん達も、何かどうだい?」
「お、お嬢ちゃん……」
私は、もうそういう歳では――でも――。
せっかくなので、私はアロエヨーグルトを、白菊さんは黒酢ジュースを購入しました。
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