38:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 16:27:05.22 ID:A6rjc17z0
「やれやれ……人の事より我が事、だな」
気づくと、事務員さんは私のカップに、コーヒーを注いでくれていました。
「えっ……ありがとう、ございます」
「意地悪な事を言って、すまなかった」
「えっ?」
流しへ行き、自分のカップを洗うと、事務員さんは私に向き直りました。
「詳しい事は言えないが……私も彼も、社長も、キミ達を見捨てようなどとは考えていない。
だから、キミ達はキミ達の努力をしてくれ。我々も……少なくとも私は、全力でサポートする事を約束しよう」
「……はい」
今日の、ここでのお話は、私と事務員さんだけの、秘密になりました。
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