216:名無しNIPPER[saga]
2018/04/30(月) 03:17:51.11 ID:LS54PsoZ0
とても――苦しいです。
当たり前です、抵抗しているのですから。彼女も、私も。
「私は、三船美優というアイドル」
「そして、同時にあなたのプロデューサーでもありたいんです」
周りの壁が、バキバキと音を立て、一枚一枚崩れていきます。
世界の輪郭が変わっていき、私達の立つどん底が、薄明かりの中に見えてきました。
「身の程を知った気でいた……でも、ほたるちゃんのおかげで、ようやく本当の自分を知れた」
「あなたはここに立っている。そして」
――眩しい……。
「一度しか聞きません。いいですね?」
「あなたは、幸せになりたいですか?」
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