魔法使い「私の事、スカウターで覗くのやめてくださいっ!」 勇者「やだ」
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32: ◆rRu4LM9vFs[sage saga]
2018/04/29(日) 19:59:02.13 ID:xU9RM5RZ0

町の出口付近――


勇者「なにかあったんですか?」

町人「ああ…冒険者かい? ちなみにだが戦闘の心得は?」

勇者「はい、あります。魔物ですか?」

町人「いや、それがちょっとわからなくてな。子供が泣きながら町に入ってきたんだが、飼い犬かなんかが血まみれで。襲われたんじゃないかって話さ」

勇者「子供にけがは?」

町人「大泣きしてるってんで町医者もきたが、本人は擦り傷程度みたいだなぁ。今は犬を獣医師に見せにいってるんだが…」

勇者「子供の言うことで、経緯がわからないのですね」

町人「その通りさ。魔物だといけないから、念のために出入りを俺が見張ってるくらいだ…冒険者さん、戦闘もイケるんなら付近だけでもいいから見回ってきちゃくれねぇか?」

勇者「もちろんですよ。それと… 魔法使い、結界かけといて」

魔法使い「はい。 えと、『結界魔法・聖:起動』…それと『召喚護符:妖精』!」

町人「おお…お嬢ちゃんは魔法使いか」

魔法使い「簡易結界ですー。妖精さんを置いておくので、なにかあればこの子に伝えてくださいー」

町人「この妖精に言えばいいんだな?」

魔法使い「1時間くらいすると飽きて勝手にいなくなっちゃうんで、その間だけですけど。あ、イタズラしたりするとすぐ怒っていなくなっちゃうから気を付けてください」

町人「便利そうで微妙に不便…まぁいい、ありがとうな。気を付けていってきてくれ」

魔法使い「はいっ」



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