【ガルパン】オレンジペコ「極楽も地獄も先は有明の月の心に懸かる雲なし」
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18: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/04/28(土) 00:38:47.49 ID:YK6reToq0
梓「そうだったんだ……。なんだか、嬉しい。それだけ私のことを評価してくれてたってことですよね。なのに私……。」

オレンジペコ「あなたが転んでしまったことに関心はない。そこから立ち上がることに関心があるのだ。」

梓「え?」


19: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/04/28(土) 00:39:15.60 ID:YK6reToq0
オレンジペコ「エイブラハム・リンカーンの言葉です。次は自分たちのことだけじゃなく、私のことも見てくれますよね?」

梓「……うん!ありがとう!私、オレンジペコさんのライバルとして恥ずかしくない隊長になります!彼を知り己を知れば百戦殆からずってね!」

オレンジペコ「ふふ、孫子ですね。大変なこともあるでしょうけど、お互いに頑張りましょうね!」


20: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/04/28(土) 00:40:09.45 ID:YK6reToq0
ダージリン「敵に塩を贈ったのね、オレンジペコ。」

梓と別れた後、1人部屋に残ったオレンジペコにダージリンが話しかける。
その言葉にオレンジペコは振り返らずに応じた。

以下略 AAS



21: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/04/28(土) 00:40:39.55 ID:YK6reToq0
ダージリン「あら、では今は川中島の戦いをしているのかしら?」

オレンジペコ「戦いかどうかはわからないですけど、そうであったら嬉しいです。」

オレンジペコは梓がいるであろう、水平線のその先をずっと見ていた。


22: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/04/28(土) 00:41:28.28 ID:YK6reToq0
以上です。

澤ペコはエリみほのような愛憎入り混ざった関係でもなく、たかひなのような甘い関係でもなく、助け合えるライバルという関係が合っているように思い書きました。
みほとダージリンの関係を深くしたものって言うのかな……まぁそんな感じです。

以下略 AAS



23: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/04/28(土) 00:43:27.63 ID:YK6reToq0
〜その後〜

梓が聖グロリアーナから戻ってきて数日後、みほのケータイに着信が入る。
画面には「ダージリン」の文字、みほは何事かと思い電話に出る。

以下略 AAS



24: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/04/28(土) 00:44:14.68 ID:YK6reToq0
みほ「その後?あぁ、澤さんのことですか?」

ダージリン「ええ、オレンジペコなんて張り切ってしまってね。澤さんに感謝しなくてはいけないわね。」

みほ「こちらも同じですよ。澤さんも毎日頑張って勉強しています。ダージリンさんの作戦通りですね。」
以下略 AAS



25: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/04/28(土) 00:44:59.43 ID:YK6reToq0
ダージリン「成長にはね、競いあう仲間が必要なの。利用するようで気は引けるけれど、オレンジペコの相手には彼女が適任ですから。」

みほ「澤さんも成長してますから、心配しないでくださいね。私はダージリンさんに敵いませんでしたけど、澤さんはそうはいきませんよ。」

ダージリン「あら、私たちから続く伝統にしようかと思っていましたのに、残念ですわ。」
以下略 AAS



26: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/04/28(土) 00:45:27.88 ID:YK6reToq0
ダージリン「まぁ冗談は置いておいて、話が聞けて良かったわ。では、今後ともよろしく。」

みほ「はい、また。」

みほが通話を終えるとベッドに横になり思考を巡らす。
以下略 AAS



27: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/04/28(土) 00:46:11.10 ID:YK6reToq0
以上です。

みほとダージリンを同格にしたかったのですが、なりませんでした。
私の中のダージリンは思ったよりも掴み所のない強キャラだったようです。

以下略 AAS



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