武内P「島村さんとラブホテルに入ることになってしまいました……」
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2018/04/24(火) 23:06:27.78 ID:bOgng+vj0
 卯月が叫んだ。その言葉には力強さがこもっていた。

「島村さん……ありがとうございます」

 励ますために言ってくれたのだろう。落ち込んでいた彼にはとてもありがたいことだった。

「その……どう、いたしまして」

 卯月が顔を赤くしているのは、自分が叫んだことに対して恥ずかしくなったからだった。しかし、幸か不幸か、
プロデューサーがそのことに気づくことはなかった。

「今日はとりあえず宿泊できるところを探しましょう。明日、予定が入っていないのは不幸中の幸いでした」

 気を取り直したプロデューサーは、黒いスケジュール帳を取り出し、予定を確認しながら卯月に伝える。

「あ、じゃあ私、ママに伝えておきます。今日はこっちに泊まるって」
「よろしくお願いします」

 二人は携帯を取り出す。

「もしもし、千川さんですか……はい、実は、こちらで少し問題が発生しまして……ええ、それでこちらに
宿泊して明日戻ります。申し訳ありませんが……はい、よろしくお願いします」
「もしもし、あ、ママ。あのね、ちょっとトラブルでこっちに泊まることになっちゃって……うん、
明日帰ってくる……プロデューサーさんも一緒だから大丈夫……うん、それじゃあ」

 二人が通話を終えるのはほぼ同時だった。


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