46:名無しNIPPER
2018/04/24(火) 21:54:21.69 ID:25rQ95o00
翌週、ほたるちゃんは私の部屋を出て、寮に戻っていった。
ほたるちゃんは良く連絡をしてくれた。ちょっとしたことなんかがあれば、楽しそうに。
私から離れて不幸体質に戻ったようだけど、ほたるちゃんはどこまでも前向きなようだ。
「きっと、茄子さんと一緒にくらしたお陰です」
どうかしら。と私は返した。
ほたるちゃんからの連絡には返信したけど、自分からは連絡をとらなかった。
送ったところで、私に意味はないのだから。
私の元から去った平凡な日々が、戻ってくるわけではないのだから。
残されたのは、不愉快な胸のわだかまりだけ。
私から送られてこないことが気まずくなったのか、だんだんと、ほたるちゃんからの連絡も減っていった。
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