13:名無しNIPPER[saga]
2018/04/23(月) 06:04:35.58 ID:uXJfJ2s20
――夜、橘家(ありすの部屋)
ありす「うーん……」
ゆっこ「どうしたんですか? さっきから唸ってますけど」
ありす「この資料、次のお仕事の撮影場所なんですけど……」
ゆっこ「海の近くのホテルなんですね。あれ、そこってもしかして」
ありす「はい、魔物がいたホテルです。ホテルの中のホールで撮影するそうです」
ゆっこ「偶然ですねー」
ありす「そういうことではなくて……もしまた魔物が同じ場所に現れたら、Pさんや文香さんが危ない目に遭うと思いまして」
ゆっこ「ああ、それは大丈夫ですよ。魔物は出てきたら結界が……ってそういえば前はなぜか結界が張られなかったんですよね。うむむ……」
ありす「Pさんが一緒にいると魔法少女に変身するのも難しいですし、どうしよう……」
ゆっこ「まあもしものときは、ユッコのサイキックパワーでプロデューサーを締め落としておきますから大丈夫ですよ」
ありす「まったくもって大丈夫な気がしませんけど」
ゆっこ「むー……それにしても、王国からの連絡もありませんし、資料は文香さんに貸したままですからやることがないですねぇ」
ありす「はぁ、それじゃあもう寝ましょう」
ゆっこ「え? もう寝ちゃうんですか?」
ありす「明日は学校もお休みですし、それなら朝から現場に行って魔物がいないか少し探してみましょう。地道にやるのも大事です」
ゆっこ「最近の子はしっかりしていますねぇ……魔法少女は小さい子たちのお手本になるべき存在ですから全然いいんですけど。それじゃ、明日に備えて寝ましょうか!」
……
…………
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