10:名無しNIPPER[saga]
2018/04/23(月) 06:03:02.84 ID:uXJfJ2s20
――夕方、事務所
文香「なるほど……霧のように、魔物が散っていった、と……」
ありす「はい。まあ、離れた場所にいたのでどの道逃げられていたと思いますが」
ゆっこ「ユッコもあんなふうに消える魔物は初めて見ましたよ。普通はそのまま逃げ出すはずなんですけど」フワフワ
ありす「今回みたいなことは、初めてということですか?」
ゆっこ「少なくともユッコが戦ったことのある魔物で、あんな逃げ方をするヤツはいませんでしたね。王国に調べてもらったほうがいいかもしれません」
ありす「そうですか。それでは私たちは魔物が出てくるまで待ちましょうか」
文香「あの……もう少し、その魔物と戦った時のお話を、聞かせてもらえますか……?」
ゆっこ「へ? 何か気になることでもありましたか?」
文香「いえ、何が出来るかわかりませんが……私も、少し調べてみようかと……」
ゆっこ「それじゃあ、ユッコの持ってる昔の記録でも見ますか? 魔物と戦ったときの資料とかも残してますし」
ありす「意外とマメですね」
ゆっこ「ちゃんと報告書出さないとお給料に響くので……」
ありす「というか、そんなことを調べるのも大変そうですし、大丈夫ですか文香さん?」
文香「大丈夫です。私は……魔法少女のありすちゃんを、全力でサポートします……!」
ありす「お話は嬉しいですけど、私のサポートの前にまずはレッスンを頑張ってください」
文香「あう……」
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