【バンドリ】月島まりな「私がハーレム主人公に!?【ガールズバンドパーティ!】
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14:名無しNIPPER
2018/07/23(月) 21:14:31.51 ID:IguMh3860
 一方、たえはというと、自宅の部屋である人物について悩んでいた。
 つい先日まで、一緒にバンド練習をしていた先輩。その憧れの存在が異質な行為をしていたのだ。無理もない。

「はぁ……。まりなさん、どうしちゃったんだろう。さすがの私でも、驚いちゃった」

 人のことを言えた義理ではない、ポピパ随一の不思議っ子が自虐まじりにつぶやく。
 ペットの兎であるおっちゃんに、くたびれたように話しかけながら、

「私ね、ずっと一人で弾いてきたから。嬉しかったの。ポピパのみんなと演奏するのは、もちろん嬉しい。だけど……」

 手入れが行き届いている青いギターを撫でながら言葉を詰まらせる。
 そんなとき、ふと幼い頃に励まされたフレーズを思い出した。


 ――”月”まで届く勢いで、銀河を砕く旋律、響かせようよっ! 伝えたい大好きな想いを胸にさ♪


 たえの大好きな決めゼリフだ。
 五歳のとき、青いギターを持った高校生。自分と同じくらいの歳に活躍していたバンドマンのエールである。

 たえがギターを弾き始めてから半年後、下手くそと周りからののしられた際の応援だ。
 その人物が月島まりなであることを知ったのは、十年後のことである。

 


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