小日向美穂「あなぐま、階段を上る」
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6: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/04/20(金) 00:14:46.73 ID:Q3vY7Opm0

 引っ込み思案で控えめで、いつもお母さんの後ろに隠れているような子が私でした。

 そんな様子が将棋の穴熊みたいだったから――って理由。

 確か男子の誰かのお爺ちゃんが将棋好きだったから、その言葉だけ広まって。
 それに私自身熊さんが好きで、そういうからかい半分の成り立ちでした。


「……って、アナグマって熊さんとは違うんですけどね。気付いたのは中学生からでした。あはは」

 そんな悪口みたいなあだ名とも気付けば長い付き合いで、もう自分でも愛着を持つようになってたりして。
 東京では呼ばれないから、この響きは私の中に懐かしく暖かく染み渡りました。



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