ある朝起きると、逸見エリカは一匹の巨大なワニに変身していた
1- 20
8:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 18:59:50.00 ID:opkaBdCO0
まほ「どこまで続いてるんだ……」

 マグライトの灯りを頼りに、私は暗い通路を進んでいた。

 ベッドの下にあった例の穴はどうやら人為的なもののようで、ご丁寧に縄梯子が掛けてあったので降りてきたのだ。

 底まで降りた後、横穴を見つけたのでこうして進んでいるわけだが……

まほ「まるで地下洞窟だな……」

 もちろんここは学園艦なので周囲の材質は土ではなく鋼材だ。どうやら隔壁なんかをぶち破って穴を掘ったらしい。たまにパイプがむき出しになっていたりする。

 ちなみにエリカは大技を使ってMPが尽きたのか、部屋の隅で動かなくなってしまったので置いてきた。

まほ「む……明るい……? それに水浸しだな」

 広い空間に出た。学食くらいの広さはあるかもしれない。天井からは裸電球がぶら下がり、ジジ、と音を立てて最低限の明るさを提供してくれていた。

 その光は、眼前に広がる巨大な水面を映し出している。まるで地底湖のようだ。暗くてどのくらい深いのかは分からないが、結構な水量に見える。

 そして何より、蒸し暑い。手を浸してみると、どうやらこれはお湯らしかった。

まほ「いったい、これはどういう……」

「……隊長? その声、隊長ですか?」

 聞き覚えのある声が響いた。

 この声は……そうだ、私があいつのことを間違える筈はない。

まほ「エリカ!? エリカなのか!?」

エリカ「隊長ぉ!」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
24Res/26.60 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice