ある朝起きると、逸見エリカは一匹の巨大なワニに変身していた
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6:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 18:57:03.17 ID:opkaBdCO0
まほ「しかし、どうしてワニなんかに?」

ワニ「グォ……」

まほ「それは……私にも責任があるな。確かにお前には憎まれ役を任せてしまっていた。大変だったと思う」

ワニ「ガァ」

まほ「だが、そうは言っても、だ。事前に何の相談もなく、いきなりワニになるというのはやり過ぎだと思わないか?」

ワニ「キュイ」

まほ「なるほどな……抗議のつもりだったのか? しかし、腹に据えかねたからと言って何をやっても許されるというわけではないぞ?」

ワニ「ガォ……」

まほ「いや、分かってくれればいいんだ……ふぅ。やれやれ、何言ってるかさっぱり分からん」

 何を言っても低く唸るだけのワニに、一人芝居も飽きて肩を落とす。

 ……なんか腹が立って来たな。

 私がわざわざ出向いてやったというのに、なんでこいつはワニなんかになってるんだ。

 私だって大変なんだぞ。お母様は怖いし、みほは大洗に行っちゃうし、最近はシャワーの出も悪いし。

まほ「おい……聞いてるのか、エリカ、おい」

ワニ「グア?」

まほ「グア? じゃない」

 ぺしり、と頭を叩く。

ワニ「グオオオオオオオオ!」

まほ「うわぁぁあああああおおおお!?」

 突然激昂して襲いかかってきたワニを再び両手で食い止めた。


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