33:名無しNIPPER[saga]
2018/04/18(水) 22:23:57.71 ID:TJ54YBWd0
◯
34:名無しNIPPER[saga]
2018/04/18(水) 22:24:48.91 ID:TJ54YBWd0
ちなみに彼氏くんは、愛華と同学年の一年生。なかなかのイケメンで、好青年を具現化したような男の子であった。母さんの機嫌がよかった理由が分かりました。
軽く会釈してその場を無言で通り過ぎようとしたら、むんずと彼氏くんに腕を掴まれた。
35:名無しNIPPER[saga]
2018/04/18(水) 22:31:09.91 ID:TJ54YBWd0
「流石に気持ち悪いです。高校生にもなって妹離れできない兄ってどう思います?」
別になんとも。
と、返すのはマズイだろうなぁ。
36:名無しNIPPER[saga]
2018/04/18(水) 22:31:51.02 ID:TJ54YBWd0
あと一つ思ったことは、いくら愛華のためと言ってるとはいえ、初対面の年上にあそこまでストレートに言っちゃうような彼は、好きになれないと思った。
愛華がいいならそれでいいけど、できればやめてほしいと思ってしまう。
なるほど、こういうところを気持ち悪いと言われてるのか。納得。
37:名無しNIPPER[saga]
2018/04/18(水) 22:36:51.49 ID:TJ54YBWd0
自販機にジュースを買いに来たところ、相川とばったり出会った。
自然と、一緒に教室に帰る流れになった。
「なぁ俺って気持ち悪いの?」
38:名無しNIPPER[saga]
2018/04/18(水) 22:38:02.46 ID:TJ54YBWd0
「まぁ、あんまり気にしなくていいと思うよ。これからも多分同じようなことが続くと思うし」
「お前はエスパーか何かか」
39:名無しNIPPER[saga]
2018/04/18(水) 22:39:00.47 ID:TJ54YBWd0
「……なんでそこで愛華が出てくるんだ」
「なんでだろうね」
40:名無しNIPPER[saga]
2018/04/18(水) 22:39:39.43 ID:TJ54YBWd0
そう言われてしまっては仕方ない。俺は相川の背中を追うように足を踏み出したが、グッと後ろから襟を引き寄せられる。
待って今一瞬死の世界が見えたんだけど。
41:名無しNIPPER[saga]
2018/04/18(水) 22:40:32.35 ID:TJ54YBWd0
「おい授業始まったぞ」
「……お兄ちゃん。あの女だけはやめておいた方がいいよ」
42:名無しNIPPER[saga]
2018/04/18(水) 22:41:17.95 ID:TJ54YBWd0
相川は「んーっ」と、その場で大きく伸びをした。
決して彼女は大きい方ではないが、そんなことを間近でされると強調されて困る。ちょっと透けてるし。
「こら、そう言う時はさりげなく目を逸らすの」
43:名無しNIPPER[saga]
2018/04/18(水) 22:42:09.28 ID:TJ54YBWd0
衝撃を受けたような顔で、何も言えなくなった女の子。完全に固まっていた。リボンの色からして、彼女は一年生だろう。
対する男子の方(こちらもたぶん一年生)は何度か「ごめん」と言いながら、逃げるようにその場を去って行った。
えー、あー、うん。
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