6: ◆C2VTzcV58A[saga]
2018/04/15(日) 23:29:11.87 ID:Jvvc6jdfO
また次の日
梨沙「アタシはね、なんだかんだプロデューサーのこと、仕事はできるって思ってるのよ」
梨沙「アタシに似合ったセクシーな衣装を持ってくることもあれば、アタシも知らないかっこいいアタシっていうか、新しい魅力? みたいなのを引き出してくれることもあるし」
梨沙「だから、アタシにとってのプロデューサーはアイツしかいないのよね。アイドルリサの一番のファンはパパだけど、アイドルリサを育てられるのはアイツだけ」
梨沙「なのに、アイツの担当アイドルはひとりだけじゃないのよね……あ、別にみんなが嫌いってわけじゃないのよ? むしろ面白い子ばっかりで一緒にいて楽しいし」
梨沙「ただ、なんか不公平だなーって思うの。ねえ、アンタはどう思う?」
梨沙「……ていうか、聞いてる? 本読んでない?」
飛鳥「………」パタン
飛鳥「恋煩い?」
梨沙「なんでよ!!! やっぱり話聞いてなかったわね!!」
飛鳥「いや、聞いているからそう言ったんだが」
梨沙「なおさらなんでよ……今の話のどこに恋が関係あるのよ」
飛鳥「思春期特有の匂いが色濃く感じられたから」
梨沙「じゃあ逆に聞くけど。飛鳥は思ったことないの? プロデューサーが、自分だけの担当だったらなーって」
飛鳥「それは、思わないことがないわけではないけど」
梨沙「じゃあアンタもアイツに恋してるってことになるけどいいの?」
飛鳥「それは……うん、少し違うな」
梨沙「でしょ? だから」
飛鳥「ただ。恋は過言にしても……独占欲は、好きという感情の始まりかもしれないね」
梨沙「……アタシが、好き? プロデューサーを?」
飛鳥「あぁ」
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