37:名無しNIPPER[saga]
2018/04/15(日) 12:14:48.34 ID:lvjMA85h0
死神「やぁ」
男「死神ちゃん、久しぶり」
死神「その分だとまた死に損なったみたいだね」
男「僕って死ぬ運命だったんじゃないの? あの日」
死神「運命だったよ? でも君が助けた人たちがその運命を捻じ曲げちゃったんだもの。しょうがないじゃない」
男「そんなバカな話、ある?」
死神「それはこっちのセリフだよ。そんなことで変われるなら、運命も死神もいらないじゃない」
男「だよねー……」
死神「今日は君にお別れを言いに来たんだ。もう運命の日も終わったし、君に付きまとう必要も無くなったし」
男「そっか……」
死神「今度、君に会う時は君が寿命を迎えて死んだ時になるだろうね。その時、またスカウトさせてもらうよ」
男「それって何年後の話?」
死神「さぁ?」
男「さぁって……運命でわかんないの?」
死神「運命を見たところで君なら、そんなもの簡単に乗り越えてしまうだろう? だったらわからないのと一緒でしょ?」
男「………」
死神「楽しかったよ、男。またね」スゥゥゥ
男「……またね、死神ちゃん」
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