【ミリマス】所恵美「『思わせぶりだぞこん畜生!』」
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3: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/04/15(日) 04:05:29.34 ID:g3FQvVoU0

「実は、予約はもう入れてあったりして。……都合がつかなきゃどうしようかと思っちゃったよ」

「そういうの、フツーは相手に確認しておくもんじゃない?」

「だけどほら、一応サプライズの体だったから」

「プロデューサーの行き当たりばったりってさ、仕事だけじゃないんだね〜」


軽口をたたき合いながら歩く街並み狭まる距離。

互いの肩が触れ合うのも、全ては人波に隙間が少ないせいであり、
決して恵美の方からプロデューサーへと近づいて行ってるワケではない。

ただ、所恵美という少女は気遣いのできる女性なので、
自分たちがあまり横へ広がって道を占拠するのは他の通行人に悪いなー……とか、とか、考えた末に出来る形。


「で、予約とか言ってドコへ連れてってくれるワケ?」


尋ねるために開いた口。

別にアナタと二人ならドコへだって――なんて台詞は
ギリギリのところで閉じ込めると、恵美は視線を隣へ移す。

自然、顔は見上げるように。両手を後ろで組んでみたり。
ワクワクと膨らむその気持ちが、足音になって表れる。


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