秋雲「桜色が揺れていた」
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2: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/04/14(土) 22:54:17.06 ID:CukocDRT0


視界の端で鮮やかな薄紅色が揺れた。桜かと思ったけど、君だった。


「どうしたんですか秋雲、急にぼーっとしちゃって」

「明日巻雲って非番だよね」

「そうだけど……、またなにか悪いことでもたくらんでるな!」


今日の出撃が終わり、お互いに被弾が無かった私達はぶらぶらと駆逐寮に帰る最中だった。

いやー、秋雲さんはあいもかわらず運がいいみたいだねー。幸運の女神のキスを感じちゃうよ。

巻雲はというと私の言葉で露骨に眉を下げこちらを睨んでくる。ただ非番かどうか確認しただけなのに、なんでかなぁ。

まあ思い当たる節はいくらでもあるけど。



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