198: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/05/01(火) 19:38:33.60 ID:svCzTigi0
ジョン・ポール・ジョンズのブリッジで、ネオはオーブ艦隊とミネルバの戦いを眺めていた。
ネオ「まったく、オーブ軍は本当によく働いてくれるなあ」
副官「我々地球軍に恭順の意を示すことが、国を守ることに繋がると考えているのでしょう」
199: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/05/01(火) 19:41:16.42 ID:svCzTigi0
インパルスはブラストシルエットで出撃し、その大火力で敵機を撃滅していく。
ハイネを欠いた今、ブラストの大火力でもなければ、敵の数に攻撃が追いつかなかった。
フォース以外のシルエットには飛行能力は無いが、ホバリングによって海上を移動することは可能だ。
アスラン「エネルギー残量には気をつけろよ、シン!オーブ軍の後ろには、例の地球軍空母が控えているはずだ!」
200: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/05/01(火) 19:43:34.28 ID:svCzTigi0
思うようにいかない戦況に、ユウナは苛立ちを抑えきれずに喚いた。
ユウナ「んもう!ムラサメ隊はなにをしてるの!?」
トダカ「現在ババ一尉が隊を率いて、ミネルバに向かっています!」
201: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/05/01(火) 19:44:19.60 ID:svCzTigi0
ムラサメとM1アストレイの大群を相手に、インパルスとセイバーは手一杯の状態だった。
ミネルバの甲板で迎撃に当たる白と赤のザクの死角を狙い、ババ率いる別動隊のムラサメが突撃をかける。
ババ「小隊各機、俺に続けぇッ!!」
202: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/05/01(火) 19:45:37.28 ID:svCzTigi0
唖然とするババの前に立ち塞がったのは、フリーダム。
オーブの守護天使として、伝説となった機体。
ババ「何故!?何故フリーダムが我らを撃つ!?」
203: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/05/01(火) 19:49:03.90 ID:svCzTigi0
ネオ「アークエンジェルまで出てきたのなら、オーブだけにやらせておくわけにもいかんな…」
ネオ「カオス、アビス発進させろ!ガイアはフリーダムが来たときのために、迎撃準備しておけ!」
アークエンジェルの乱入を機に、地球軍も本格的に戦力を動かした。
204: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/05/01(火) 19:50:14.58 ID:svCzTigi0
前回とは違い、今度は自分たちを救ってみせたフリーダムに、ミネルバのクルーたちは困惑するしかなかった。
アーサー「艦長…?」
タリア「なるほどね…どうやら彼らは、本当に戦闘を止めたいだけということのようだわ」
205: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/05/01(火) 19:52:15.63 ID:svCzTigi0
スティング「てめぇは俺がァッ!!」
前回の借りを返すべく、カオスがセイバーへと迫る。
スティング「この前のようには、やらせねえ!」
206: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/05/01(火) 19:53:44.73 ID:svCzTigi0
アスラン「ええいっ!」
咄嗟に、シールドをブーメランのように投げつけてカオスの体勢を崩し、
そのわずかな隙に、ポッドの射線から抜け出て間合いを詰める。
207: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/05/01(火) 19:57:39.03 ID:svCzTigi0
カガリ「オーブ軍!今すぐ攻撃をやめろ!ミネルバを、敵でないものを撃ってはならない!」
懸命に訴え続けるカガリのストライクルージュに、一機のムラサメが肉薄した。
その手に握られたビームライフルの銃口が、ルージュを捉える。
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