千歌「GANTZ?」穂乃果「もうひとつの物語」
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79: ◆ddl1yAxPyU[saga]
2018/04/11(水) 01:25:46.35 ID:Oxw6Sm3G0
海未『ゴホン……この奥義は自らの五感全てを意図的に消失させることにより、極限まで研ぎ澄まされた感覚で見出した数秒先の未来を元に脊髄反射のみで最速の斬撃を繰り出せるのです』
穂乃果『ん? んん??』
海未『私の流派ではそれを「先読みの境地」と呼んでいます』
穂乃果『「先読みの境地」ねぇ……海未ちゃんは出来るの?』
海未『出来るわけ無いでしょ』
穂乃果『え、出来ないの!?』
海未『そもそも五感を意図的に消失させるなんて不可能です。物理的に消失させるなら話は別ですが、修行や発動の度に大怪我を負う羽目になります』
穂乃果『確かに』
海未『簡単に習得できないからこそ、これは奥義なのですよ』
穂乃果『海未ちゃんに出来ないなら私にも無理だよね……ガッカリだよ』
海未『いえ、不完全な状態なら私でも出来ますよ』
穂乃果『えぇ!?』
海未『消失まで至らなくとも、機能を低下させればいいのです。私は長年の修行でなんとかその術を身につけました』
穂乃果『長年って……すぐには身に付かないじゃん!!』
海未『さあ? もしかしたら穂乃果なら実践で使えるレベルまで直ぐに身につくかもしれませんよ?』
穂乃果『本当に!? ねえねえ、どうすればいいの!?』ワクワク
海未『そうですね……穂乃果だったら“凄く集中すれば”案外出来るんじゃないですかね。多分』
穂乃果『随分と適当だね!!!?』ガーン
海未『そうと決まれば早速修行です! 準備してください、穂乃果!』
穂乃果『う、うそぉー……』
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