カドック君がカルデア爆破から生還しました。【Fate / FGO】
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139: ◆.qiZSe5l06[saga]
2018/04/18(水) 20:10:14.21 ID:RXOx9vx90
キャスター「処刑後間もない時代だというのなら、尚更納得いきませんね」

ジャンヌ「なにが、でしょうか」

キャスター「ここはあなたを殺したフランスそのものということでしょう。それを救いたい? 冗談にしては悪趣味よ。ジャンヌ・ダルク」

ジャンヌ「……そう思われても仕方がないのでしょうね。しかし、私はこの国を救います。確かに私は処刑されました。でもそれは私に罪があったからです。彼らに罪はない。それをすり替えてしまっては、ならない」

キャスター「世迷い言よ。あなたは死の寸前、恨んだはずだわ。自分を殺す者を、民衆を。それを仕方がないことなどと善良ぶって、目を逸らしているだけだわ」

ジャンヌ「いいえ……いいえ! 違うのです。私は本当に恨みも憎しみも抱くことはありませんでした。この身は既に主に捧げたもの。それを裁くものがあるのであれば、それはやはり主の意思によるものなのです」

キャスター「なんて気味の悪い。今ハッキリとわかりました。……失せなさい。わたくしこそは、あなたが嫌悪するべきものなのだから」

カドック「おい話を勝手に進めるな、失せるなルーラー。僕たちの目的は同じだ。手を貸してやる」

キャスター「マスター! 私は…………」

カドック「わがままを言わないでくれキャスター、僕たちには人類史が掛かっているんだ。個人の矜持なんていってる場合じゃない」

キャスター「わかってるわでも……」



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