11:名無しNIPPER[saga]
2018/04/10(火) 11:46:50.48 ID:3ttUwrsJo
デレ子「男さん!見てくださいこれ!」
男「んー……?何これ」
デレ子「特製愛妻弁当です!開けると中から私の愛が飛び出します!」
男「……返す」
デレ子「何でですか!?」
男「愛が重い」
デレ子「確かに私の愛は山より大きく海より深いですけど重くはないですよ?」
男「それが重いと言うんじゃないのか……」
デレ子「気持ちに重みはありませんから」
男「お前の人生を背負えるほど俺のキャパは大きくないっての」
デレ子「仕方ないですねぇ。今ならあーんも付けますよ?」
男「余計いらない」
デレ子「酷い!……じゃあ食べてくれないならそこのごみ箱に捨てます」
男「それはどうなんだ……」
デレ子「どうですか!少しぐらいは良心の呵責に刈られるんじゃないですか」
男「……捨てるぐらいなら頂きます」
デレ子「はい♪召し上がれ」
男(目の前で作って貰った奴をゴミにされるのは無理だよ……)
デレ子「さぁさぁ、食べましょう」
男「……頂きます」
デレ子「召し上がれ♪」
男「なぁ……あんま俺に気を使うことないんだぞ?もう一年も前の話なんだ」
デレ子「したいからしてるんですよ。きっかけはそうでもここまでやってるのは別の理由です」
男「別の理由?」
デレ子「ええ。私は男さんの事を好きになってしまったんです」
男「……あれは偶然俺が近くにいただけで」
デレ子「違いますよ」
男「……」
デレ子「……私が、直に貴方に触れて、そして私は貴方を好きになり、そして愛してるんです」
男「……」
デレ子「あれ?もしかして照れました?あれぇー?」
男「……うまいよ、この弁当」
デレ子「よかったです」
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