P「まゆ、お前は俺のために死ねるか?」
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6: ◆66FsS2TZ4lNJ[saga]
2018/04/09(月) 10:35:55.83 ID:amKha4Y/0
〜〜

 CGプロの一室。Pさんとその担当アイドルの部屋を開け、2人で腰掛けました。

P「コーヒー入れてくる。飲むか?」

まゆ「はい、お願いします」

P「了解。で、話ってなんだ?」

まゆ「今後のアイドル活動についてです」

 お湯を入れる動作がピタリと止まりました。次の言葉を類推できたからでしょうか。

まゆ「まゆは引退しようと思います」

P「……ちょっと待て」

 インスタントコーヒーを手早く入れ、お盆に乗せて運んできます。

P「それで止めるんだっけ? 理由は?」

まゆ「もうまゆは十分アイドルを楽しめたと思うからです」

 十分と言うと語弊はありますが、こう言った方が角が立たないでしょう。まゆ個人としては6位という順位に大変満足していますし、一年間本当に楽しい時間を過ごすことができました。唯一心残りと言えば、Pさんの目標であったシンデレラガールになれなかったことでしょうか。

P「俺は十分お前の魅力を引き出せたとは思えない。まゆはもっと輝けると思う」

 真剣なまなざしにクラクラ来そうです。普段も凜々しくかっこいいPさんではありますが、これほどなのは珍しい。それが全てまゆに注がれているのですから口元が弛みそうです。



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