周子「昨日のあたしが知らない場所を」
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67: ◆vOwUmN9Rng[saga]
2018/04/14(土) 17:23:11.54 ID:x9sd9kyc0
「あ、あほちゃう!」


「いや、本気だ! 俺は!」


「わかった! わかったからもう言わんといて!」


ばね細工のように勢いよく背を向けた。

胸の早鐘にあわせて、足下から暖かい何かがどんどん背筋を登ってくるのが分かる。

鼓動の音が耳のすぐそばから聞こえてくる。

もうすぐ真夏が来るというのに、吐息が微かに震えていた。


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