周子「昨日のあたしが知らない場所を」
1- 20
64: ◆vOwUmN9Rng[saga]
2018/04/14(土) 17:21:06.07 ID:x9sd9kyc0
「ただ、オーディションっていうのは自分を審査員たちに売り込む場だ。要は自分のいいところを見つけてもらうわけだ。何もできないなんて言うな。君のことを評価してくれる人はきっといる。俺だってそうだ」


へ、へえ……?

気圧されそうになりながらも、あたしは負けじと生来のいたずら心に火を点けて言い返す。


「じゃあ、お兄さんは、あたしのどこがいいって思ったの? 確かに看板娘の周子ちゃん、と言えばここらの有名人だけれど、もっといい子なんて探せばいっぱいいるよ?」


ミッコとかユカちゃんとか、青子とか。

次の言葉には少し勇気が必要だった。

自分から突っかかっていったというのに、顔から思わず火が出そうになる。


「どうしてあたしなん?」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
82Res/29.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice