20:名無しNIPPER[saga]
2018/04/08(日) 21:58:45.88 ID:RJhkF+ZN0
歩くこと数分、吉田に連れられて黒木が辿り着いた場所は穏やかな公園だった。
「えっ、ここ?」
「ああ」
思わず聞き返して呆然としてしまう黒木、それもそのはずだ。
吉田はなんてことはなさそうに答えてベンチに座ったが、他のベンチには何組かのカップルたちが仲良さそうに座っている。
「お前も座れよ」
「あ、はい」
「もうちょっと寄れ」
「う、うん」
そんな空間に混じる女子高生2人ははっきり言って浮いていた。
「ねえ、なんでこんな所に…」
「別にどこだっていいだろ」
「いや、でも流石に私たち邪魔じゃーーーえ?」
さりげなく肩を抱き寄せられる黒木、彼女の目はその混乱を表すようにパチクリと瞬きを繰り返している。
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