神「異能力者七人のバトルロワイヤルが見たいな・・・」【安価】
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◆mMuVgEBA.s
[saga]
2018/04/17(火) 20:41:46.03 ID:ODpfnIZn0
七香「そんな・・・嘘だ・・・あんな小さい子が・・・」
七香(あの狂う程の恐怖に、打ち克つだなんて・・・!)
鉄雄「・・・むしろ、子供だから。じゃねぇかなぁ」
七香「は・・・?」
鉄雄「俺達は、余計なもんばっかり覚えちまって、肝心な事を忘れてたんだ」
七香「・・・と、とにかく!鉄雄さん、私を背負って降りて、一か八か・・・」
鉄雄「無駄だ。時間をかけすぎた。もう野球女があいつらに合流している頃だろう。俺らが落ちればあいつらはここに飛ぶ。それで終わりだ」
七香「で、でも、何かあるんじゃ、何か・・・」
鉄雄「悪いなお嬢ちゃん!不老不死願望コンビは、今日で三度目の解散だ!そして四度目の結成はない!」
七香「えっ」
鉄雄「俺はな!今回のゲームのおかげで思い出したよ!本当に死にそうになる怖さ、恐ろしさ、そして熱さを!」
鉄雄「勝っても何も得られないが、負けたらボコボコになって死ぬ!それが最高なんだ!喧嘩好きなんて奴にはな!」
名無「ほっ!」ビューンッスタッ
鉄雄「お?野球女に投げられて来たか!」
名無「だあああっ!」ダッ
鉄雄「殴り合いだあああっ!」ダッ
七香(・・・目の前で殴り合いが始まった。鈍い音の応酬が、東京タワーの頂上で延々と続く)
七香(隅の方で体育座りになって、下を見る。気が遠くなりそうな距離に、身が竦む)
七香(これが、あの子と私の距離なんだ。上と下が逆だけど)
七香(さっきのあの子のジャンプを思い出す。そして、少しだけ考えを改める)
七香「私に必要だった物は、不死の魂なんかじゃなくて・・・これのためなら恐怖に打ち克ち、命を賭けられる。そんな何かだったのかもしれない」
七香「・・・はぁ・・・」
参加者達がそれぞれの想いを馳せる中、時はついに午後七時を迎える!
『サキ』、『山谷ゆたか』が1ポイントずつ獲得!
異能力者七人のバトルロワイヤル!一人の死者も出すことなく、三日目が終了した!
そして同時に、2ポイント獲得した者がいるため、ゲームセット!
その後、参加者は参加前の現実世界へと戻って行く!
異能力者七人のバトルロワイヤル!これにて終了となる!
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